見た。
幻想的な色と形、綺麗な映像に吸い込まれる。
今ではなくもっと昔の時代の雰囲気。
アメリカの人なら、
「これは何年ごろだな」
と分かるのかな。
PCもスマホのないし、ダイヤル式の電話だしタイプライター使ってるから、かなーり昔なのは分かる。
TVも白黒。
(調べたら1962年という設定らしい)
管理されているような、管理が甘いような、でもそんなことどうでもいいよね、いちいち気にしてる場合ではない、という勢いで話が進んでいき、話し合ったわけでもないのに少しのヒントで行動を推理し、協力し合うところが違和感ありつつも良かった。
言葉が全てではないところがハラハラする一方で、言葉が通じないことで目に見えない信頼も産んでいるんだな、と感じさせてくれる。
はじめは、なんでこんなに昔の設定なんだろう?と思ったけれど、現代の話にしてしまうと、今はセキュリティすごいからこんな展開絶対に無理だよね。
だから、だいぶ昔の時代の話にしたんだね。
逆にこの時代で監視カメラがあることがすごい。
久し振りに極悪なキャラを見て、気分が悪くなったけど、この気持ちは絶対最後に晴らしてもらえるはずだ、という希望を握り締めて耐えながら最後まで見た。
そして「ん?もうクライマックス?!早くない?」と思ったらまだ半分しか進んでいなくて、私の体感時間は間違っていなかったけど、もうここまでで心臓ドキドキ、ちょっと疲れちゃった。
一旦一時停止で小休止。
そして後半。
お風呂に浸かってる&フラフラ徘徊している半魚人(頭の辺りは蛙、口元は亀、身体は魚っぽく見える)はとてもシュール。
あぁん、猫ちゃん!
まさか猫ちゃんがこんな設定で登場しているとは思っていなかったから、びっくりした。
そして、最後の最後で畳みかけてくるホラー演出(私にとっては、このレベルでもうホラー。いや、これはホラーではない?バイオレンス?なんていうんだろう?とにかく怖かった)。やめて、怖いよ!
指黒!ほっぺに穴!
博士をこんな可哀想な目に合わせて欲しくなかったけど、悪魔的な敵とのバランスを取るために仕方がなかったのかな。いい人だったのにな。
この辺りから「ゼルダはお願いだから無事でいて」と祈り始める。
そして一気にラストまで。
スカッとはしないけれど、とりあえずよかった。
隣人の絵描きの髪の毛生やしてもらったおじさん(名前出てきたっけ?把握できなかった)が、この先ひとりぼっちになってしまうことに悲しみを感じる。
いい人なのにね。
いつものように、あらすじを全く調べずにファンタジーかなと思いながら見たら、ファンタジーではあるけれど、こんなに血が出るとは思ってなかったヨ!ということで、小休止挟みながらじゃないと、無理だった。
私は、この映画は面白かったけど映画館で見るのは無理かな(小休止挟みたいので)。